夕暮れの暗くなりかけの空と
朝焼けの前のまだ暗い空が好き。
まだ薄暗くて ちょっと肌寒くって
しんとした中を歩いていると
人の声が聞こえてきて
誰も居ないのに、その声は近づいてきて
しかも、歌声。
幽霊とかあんまり怖くないのだけど、
心臓がドキドキした。
歌声は近くなっていく。
ドキドキ・・・。
田んぼの端っこに白い買い物袋がぶら下げてあって、声はその中からだった。
袋の中にラジオ。
ほっとして、ひとりで密かに笑った。
あたしの推測が正しければ、鹿とかイノシシとかカラス退治用のラジオなのだと思う。
夜、1人で鳴り続けているラジオには哀愁が漂っていた。
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